フライデー・イン・宮古　ちょこっと　　　　　　　2017.1.5

　那覇空港に降り立ったのが、１１時半。
「なんか、つい最近来た気がするなぁ」
って、当たり前だぁ！自転車日和の西表＆超強風の小浜を走ってその帰りに那覇に寄ったのが、１２月２９日。わずか７日あけでまた沖縄に来てしまったよ。今回は冬休みがたくさん取れたのだ。

　で、今回のおきじては、多良間。今日は宮古に１泊して、明日多良間に渡る。

　宮古に着いたのが１時過ぎ。天気は、飛行機の中でアナウンスのあったとおり、小雨。これからちょこっと宮古を走ろうと思っていたのに。

　ところがやっぱりオイラはすごい。宿にチェックインして、フライデーを組み立てていたら、みるみる日が射してきた！

　大急ぎで準備をして、走り出す。そんなに時間はないので、今日のコースは、ツール・ド・はし。伊良部大橋と来間大橋を走ろう。はしをはしろう。
　という訳で、伊良部大橋に向かう。が、その前にパイヌガマビーチに行こう。
　パイヌガマビーチは、宮古の市街地から目と鼻の先。すぐに着くはずが・・・迷った。すぐそこだからと適当に走っていたらわからなくなった。といっても、3～4分だけど。
　見覚えのある通りに出て、そこを横切ると、パイヌガマビーチ。なんでしょう、このきれいさは！青と水色の海に白い砂浜。正面に見える伊良部島の上には、大きな白い雲。市街地からこんなに近くて、こんなにきれいなビーチはここだけだよ。
フ「道に迷わなければもっと近いよ」

　さあ、次は伊良部大橋だ。海沿いの道を進む。ちっちゃい道路案内があるので、今度は迷わない。歩道を走っている人がいる。ちゃんとした格好をしたランナー。女の人だった。
　Ｔ字路にぶつかり、右折。橋はもう目の前。また別の女性ランナーが走っている。
フ「ランナーって、普通走ってるんだけどね」 (*^。^*)

　橋に入る手前で写真を撮って、いざ伊良部大橋へ。
　最初はゆるい上り。それが終わると、平地。日があたってキラキラ輝く海を見ながら走る気持ちのよさは、おきじてのだいごみ。それに、いつもここは強風なのに、今日はまったく吹いていない。
　この気持ちのよさに水を差すように爆音をたてて、バイクが十数台走り去っていった。

　少し下ったあと待ち受けるのは、ビッグマウンテン（命名・オイラ）。けっこうな傾斜の上り。上りきると、下り。下ると今度はスモールマウンテン（命名・オイラ）。なんなくこなし、また下り。気持ちいい～はずが、後輪に違和感。まさかね。下り続ける。やっぱりおかしい。この下りの気持ちよさを止めたくないので、平地になったところで、フライデーを止め、後輪を確認すると、パンクしてる。
　どうして？読谷、石垣と３おきじて連続だよ。
　ぼやいていても仕方ない。直さなくっちゃ。でも、ここは歩道が狭くて作業をするには危ない。伊良部島までもう１キロもないだろう。パンクフライデーを押し、とぼとぼ歩く。この晴天がうらめしい。
　数分歩くと、道の反対側の歩道に広くなったスペースがあった。道路を渡ってそこで作業を始める。大音響のバイク軍団が行ったり来たりする。うるさいっ！
　今回はタイヤを外すのに少し手間取ったものの、その後は快調に進んで空気を入れる。
　前回の石垣で懲りたので、今回は新しい空気入れ。最初こそ順調に入ったけれど、ある程度まで入れるとそれ以上入らない。仕方ない、これで我慢しよう。そろそろと走り出す。
　とりあえず、橋を最後まで走りきりたいので、道を渡って伊良部島を目指す。

　空気圧が低いとパンクしやすいので、路上の小石ひとつ気を遣う。
　終点が見えてきた。伊良部島に入る。すると、そこに立っているのは、お巡りさん。ミヤコジママモルくんじゃないよ。本物の。取り締まりか？さっきのバイク軍団対応か？

　お巡りさんを横目にぐるっとＵターン。橋の下で写真を撮ってから、復路の始まり。天気もいいし、風もないし、周りの景色も素敵なんだけど、後輪が気になって仕方ない。
　でも、走り続けるうちにそんなことも忘れ、ビッグマウンテンの上りでは周りの景色さえ目に入らないほど走りに没頭。パトカーが騒音バイクに停止するよう命じるアナウンスで我に返る。

　それにしても、海の色がきれい。それも場所によって色が違う。紺色のところもあれば、エメラルドグリーンのところもあるし、そのふたつが混じり合ったところもある。そんな海の色を楽しんでいるうちに伊良部大橋も終点。
　こんな空気圧で来間大橋に行くのは不安だから、今日はこれでおしまい。楽しかったといえば、楽しかった。

　明日は多良間です～。